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アニマルウェルフェア(長文です)

小鳥の羽毛損傷行動など、今日の講演にもつながるものでしたが、講演の初めにこんな話がありました。
『アニマルウェルフェア』
1922年にイギリスの畜産動物ウェルフェア専門委員会が提案した【5つの自由】が今でも国際的に認知されていて、それを受けた動物福祉に対する考え方ですね。
以下一部抜粋です。。。

「動物の5つの自由」は、元々は牛や豚、鶏などの家畜(畜産動物)の福祉の目標として英国で生まれました。
現在では、国際的に認知されている動物の福祉の指標であり、いかなる状況下であっても、この5つの自由はすべての動物に与えられなくてはならない、と考えられています。
自分たちも含め、動物に関わるすべての人に知っておいていただきたい内容ですね。

01 飢えや渇きからの自由。
  健康維持のために適切な食事と水を与えること。

02 痛み、負傷、病気からの自由。
  怪我や病気から守り、病気の場合には十分な獣医医療を施すこと。

03 恐怖や抑圧からの自由。
  過度なストレスとなる恐怖や抑圧を与えず、それらから守ること。
  動物も痛みや苦痛を感じるという立場から肉体的な負担だけでなく精神的な負担もできうる限り避けること。

04 不快からの自由。
  温度、湿度、照度、など、それぞれの動物にとって快適な環境を用意すること。
  身動きもできないせまい場所、糞尿にまみれた状態、日よけのない炎天下、雨や風、騒音などにさらされている、といった飼育  環境は動物にとって好ましくありません。
  ・自由に体の向きを変えることができ、自然に立つことができ、楽に横たわることができる。
  ・清潔で静かで、気持ちよく休んだり、身を隠したりすることができる。
  ・炎天下の日差しや、雨や風をしのぐことができる。

05 自然な行動をする自由。
  各々の動物種の生態・習性に従った自然な行動が行えるようにすること。
  群れで生活する動物は同種の仲間の存在が必要です。

演者の先生がこう仰っていました。
そもそも野生では大空を羽ばたいている小鳥を、小さなケージに閉じ込めて飼う事自体が・・・。
本当にその通りですね。
kiyoもずいぶん前から恩師とそんな話はよくしていました。
患者さんともよく話しますね。
野生の鳥は、生きるための餌探しに1日の大半を費やし、子孫を残す使命を果たせば命を賭していく。
これが自然な形なんです。
栄養が十分に配合されたご飯を毎日自動的に給餌され、つがうことなく人に恋をして一生を終えていく。
この飼い鳥の生活を考えれば羽毛損傷はじめ、様々な事が起こって当然ですね。
大いに福祉の理念からは逸脱します。
が、飼い鳥としてのコンパニオンバードが確立されている以上、そうもこうも言っていられず、今ある現実の中のどこをどうすれば鳥にとっての幸せにつながるのか?
我々鳥類の臨床医のお役目としては、そんなことも飼い主さんに理解していただきながら考えていかないといけないですね。。。
色んな方向から様々なアプローチをして、1羽でも多くの小鳥が、小鳥らしい生活を送れるようお話をしてあげられたらなぁ・・・と感じています(^^)
と、いう事で・・・
毛引きや毛齧りなど、羽毛損傷行動をしている小鳥ちゃん、カモーン!!(笑)

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